1431年、蓮如の父存如に帰依した道西が開いたとされる道場。 蓮如が3年間いて勤めを行ったときから、本願寺直轄の道場と同じ重要性を持つものとして御坊と呼ばれている。
いつ、だれによって建造されたかは不詳。 県教委の調査報告によれば、舎利を納めた供養塔で、宝塔は真言・天台密教によって創始されたものであるということから、金森の地が浄土真宗の拠点に一変する以前に、なんらかの形で金森に関わっていた人物が創建したものか?
道西が水に不自由していたので、蓮如上人が杖でついたらそこから水が湧き出てきた。 それからこの池を蓮如さんの池と呼ぶようになった。 御坊に参詣にきた人々は、この池の水が万病に効くといって汲んで帰り、金森の者も蓮如さんの水と呼んで大事に使ったという伝承が残っている御坊の東側にある池。 しばらく水は枯渇していたが、2001年に整備されて現在は水を湛えている。